ガチリアル本音ブログ

自分らしく自分の人生を歩む

大切な人と向き合おうとしている人へ

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鬱になって、大きく変わったのは人との向き合い方。

 

 

今はこんな風につぶやけるくらいになった。

 

日々、自分にも人にも向き合い続けている。

 

前にあった、人に会い続け、行動しないと落ち着かない焦りはほとんどなくなった。

 

そう。

 

以前は飲み会やサークル、校内外での活動を大学時代引くほどして、

知り合いは沢山いた。

 

でも自分の心は一向に満たされることはなかった。

 

入っては抜け、始めては辞めの日々。

 

自分と向き合いたくない、身近な人と向き合いたくない口実としてのいわゆる逃げてきた日々。

 

それらの行動はすべて、自分の心を一時的な楽しさで満足させようとしたものであった。

 

一時的な楽しさは根本的な解決にはならない

 

逃げてきたことは積もり積もって自分に降りかかる。

 

友達と飲みに行く、楽しそうなイベントに行く、

自分がもてはやされる空間に行く、

 

これらは生きていく上で必要なものだと思う。

 

但し、これらはドラッグやお酒のような依存性のあるものと僕は解釈している。

 

お酒もある程度なら健康に害はないが、 

それが日常的に膨大な量であれば、体を蝕んでしまう。

 

人間関係も同じ。

 

そばにいる人に目を向けず、大切にしない状態がずっと続けば、

いつか破綻する。もしくは破綻せずとも僕のようにずっと心が満たされずに、

 

とにかく走り回るしかなく、心も体も消耗してしまう。

 

「ちやほやされたい。目立ちたい」

「評価を得たい」

「構って欲しい」

「認められたい」

 

この感情がいつまでも付きまとってくる。一生だ。

 

友達との飲み会で満たされる感情は即効性作用のある薬。

切れるのも一瞬。バイバイと別れれば、再び不安はやってくる。

 

ここで一つ言っておくと、

 

もしその友人を本気で大事に思っていて、大切な存在なのであれば、問題はない。

 

しかし、あくまで自分の欲望を満たす為の手段としての、

都合の良い友達のように考えているのであれば、それはやめたほうがいいと思う。

 

話を戻そう。

 

親や身近な友達との関係が破綻していれば、

その感情を満たす矛先は会社や学校になる。

 

しかしそこは今までの平和で安全空間ではなく、

 

成績や評価を求められ、それによって、人間としての価値を定められる、

いわゆる弱肉強食の世界。

 

ここで勝ち残れば、欲求を満たせられるが、そうでなければ、待っているのは地獄だ。

 

身近にも会社にもどこにも満たしてくれるものはない。

帰る場所はなく、本当の一人だ。

 

こうして一人で思いつめ、鬱になり、自殺する。

 

そうならない為にはどうするべきか。

 

まずは冷静に、当時の自分の心の声(感情)を聞く。

 

それを基に自分自身を客観的に知る。

 

多くの場合、身近な人間関係のヒビがその要因になっていることが多い。

 

そして、直接的にヒビの要因に働きかける。

 

ここで重要なのは

あくまで自分の気持ちに従うこと。

 

「したい」と思ってからで構わない。

 

次章からはその「したい」と思った時に

どのように実際働きかけるのかを

 

僕の体験を基にお話ししていく。

(僕がずっと相談していた方から教えてもらった方法)

 

話せる環境を整える

 

個人的には一番大事。

 

電話ではなく、日常の食卓ではなく、

出来るのであれば、一人一人と外食に行くのがいい。

 

相手にも事前にその旨を伝えておくことで、心の準備をしてもらう。

そして外食にすることで、特別感を事前に感じてもらう。

 

何か特別なことを話そうとしている、覚悟を持ち、挑んでいるということを

感じてもらうことが大事なのだ。

 

僕の場合は、いつもの食卓や家のリビングはやりづらさを感じた。

日常的な空間で、普段話さないことを話すのは苦痛だったからだ。

 

ちなみに居酒屋選びと席並びも僕は考慮した。

 

男女によって、その人によって、

対面が良かったり、横並びが良かったりする。

話が詰まった時になにか場を繋ぐものが必要な場合もあるかもしれない。

 

このような設計を事前にしておくことが、まず必要なことである。

 

互いの気持ちを共有し合うだけでいい

 

環境を整えられたら、あとはシンプルだ。

 

自分のありのままの気持ちを伝える。

相手のありのままの気持ちを受け入れる。

 

コレだけだ。

 

否定をすることなく、相手を操作しようとするのではなく、

ただお互いの気持ちを共有する。

 

互いに意見が違っていても、それはそれでいい。

 

相手がどう思っているのかを知ることが大事なのだから。

 

相手にも今回のこの場は、否定や細かいことの指摘ではなく、

お互いに理解し合う場であることを伝えておこう。

 

事前にこの機会を設けた経緯を言うのもありだろう。

 

「過去のあの行動に対して、ぶっちゃけどう思っていた?」

「〇〇の今までに人生を教えてほしい」

「俺はこう思ってるんだけど、〇〇はどう思う?」

「今後こういうことをしていきたい」

 

など気持ちを正直に伝えるのだ。

 

今までに話したことのない話題で、非常に照れくさいと思う。

 

ただ勇気を持って、やってみた実感として、

 

すごく心がスッキリした。

相手への理解と興味が非常に進んだ。

 

この安堵感は何物にも変えがたい。

 

必要なのは勇気だけ

 

「したい」気持ちがある。やり方も分かっている。

 

でも行動に移すのは本当に難しい。

 

この一歩が簡単なようで、困難だということは経験した自分が痛いほど分かる。

 

今までの自分をすべて否定してしまうようにも思えた。

プライドや大事な価値観、今までの生き方すべてを。

 

でも捨てる必要はなかった。

ただ、過去も今の状況もすべてを受け入れるだけでよかった。

 

そう思えた時に、僕は前に進めた。

 

過去の自分があったからこそ、今の自分がいる。

今の自分が人と向き合っているのも、過去の自分がしてきたことの積み重ねであると。 

以前は悔やんでいた過去に自分がしたことへの後悔がなくなったのだ。

 

だから恐れずに自分の足で勇気を出して、未来を作ってほしい。

 

大切な人と向き合うということ。

僕は生きていく中で、一番難しいことだと思う。

 

それくらい大変なことなのだ。

 

一歩踏み出した時、僕はどんなことでもできると思えたし、

 

これからはもう何があっても大丈夫だと思えた。

 

信じてほしい。

 

 

僕のカミングアウトを受け、実際に向き合おうとしている人がいた。

 

本当に嬉しかった。

 

僕に勇気を出して、現状を伝えてくれた。

その勇気さえあれば僕は何でもできると強く思った。

 

本当に強い人だ。

 

僕はこうやって向き合おうとしている人の味方。

もし勇気を出せずに悩んでいるのであれば、いつでも相談に乗るよ。

 

色んな人に助けられたように、今度は僕が勇気を与えていきたい。

 

でも僕もまだまだ一歩目を踏み出しただけ。

 

一緒に立ち向かっていこう。

 

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